Fönster
2+1=3層ガラス
一般的な3層ガラスと違って、複層ガラス(2層)と単層ガラス(1層)で構成される「2+1=3層ガラス」構造です。ガラス間にブラインドが内蔵できる窓扉で構成される窓です。
(左):一般的な3層ガラスの窓
(右):2+1=3層ガラスの窓
共に外側アルミ木製窓の断面


熱貫流率 U=1.0 w/m2k
熱貫流率は、U=1.0 w/m2kと、
日本の省エネ基準を遥かに超えた断熱性能。
オプションで、U=0.9 w/m2kも選べます。
日本の省エネ基準・最高等級: 2.33 w/m2k以下
熱貫流率:値が小さいほど熱損失が少ない

6.5 w/m2k:アルミサッシ・単板ガラス
4.3 w/m2k:アルミサッシ・ペアガラス*
3.3 w/m2k:断熱アルミサッシ・ペアガラス*
2.8 w/m2k:樹脂サッシ・Low-Eペアガラス*
1.9 w/m2k:樹脂サッシ・Low-Eペアガラス(アルゴン)*
* 空気層12mm
外側アルミ被覆
木製窓の外側を耐久性の高いアルミで被覆することで(アルミクラッド)、 外側木部の劣化がほとんどなく、再塗装をする必要がありません。日射の紫外線や台風の暴雨などにも強い構造です。
木部にはスウェーデン北部産パインを使用。木目が美しく形状安定性に優れた一級品の材質です。


ブラインド内蔵
窓扉の2+1=3層ガラス間にブラインドが内蔵可能です。ブラインドの上げ下げや羽根角度によって日射を遮ったり、光量を調整できます。ブラインドで外からの視線も遮れるので、カーテンも不要です。
ブラインド本体はガラス間に内蔵のため、埃や汚れがほとんど付着しないので便利です。


遮熱できる窓
高断熱・高気密住宅で夏に室内が異常に暑くなってしまうのは、窓ガラス面から侵入する日射熱が原因です。この日射熱を防げるのがブラインドです。
ブラインドは室内側でなく、外に近いガラス間内蔵のため、効果的に日射熱を遮って、しかもその熱を外へ排出できる構造となっています。


ドレーキップ
レバーハンドルの操作で、「内倒し」と「内開き」両方の二方向開閉が可能な窓です。換気したい時には「内倒し固定」その他は「内開き」を使います。
「内開き」はとても便利で、2階でも安全で簡単に、窓ガラス外側を拭くことができ、ブラインドの掃除や交換、窓のメンテにも最適です。
正確にはドレーキップとキップドレーがあります。


常時開放できる窓
ドレーキップの「内倒し固定」であれば、春や秋など快適な外気を取り入れるのに安心して常時開放しておけます。多少の雨でも、雨水が室内へ入らない構造となっています。
室内レバーハンドルも外部からは操作できません。窓が開けられる事はないので、換気のため窓を開放しながら防犯性も高い特殊な窓です。


取り外し可能なブラインド
2+1=3層ガラス間に内蔵されたブラインドは取り外し可能です。窓扉側面にあるロックを解除すると、単層ガラスのアルミサッシ部分が複層ガラス木製窓扉から分離します。
窓内部のガラス面やブラインドの掃除が可能です。ブラインド本体はネジで固定されているので交換もできる仕組みです。


高い防音性能
気密性の高い重厚な木製枠と3層ガラスからなる窓の防音性能は、標準仕様で42dB(デシベル)と防音窓クラスです。2+1=3層ではガラス間の空気層が広いので3層ガラスよりさらに高い遮音性なのです。
例えば、パチンコ店内(90dB)を、図書館の静かな室内(50dB)にまで抑えてしまう程の性能なので、室内は驚くほど静寂な住環境になります。


テラスドア
ブラインド内蔵可能な「外側アルミ2+1=3層ガラス木製窓」には、同じ構造でテラスドアもありますので合わせて使うと効果的です。
シングルドア、ペアドアは間柱のないフルオープン可能です。外開きが標準ですが内開きもあります。全面ガラスの他に、窓の高さに合わせて横桟付きが選べ、上下それぞれにブラインド内蔵可能です。


3+1=4層ガラス
無暖房住宅やパッシブハウス等、さらに高い断熱性が要求される住宅には、外側アルミ3+1=4層ガラス木製窓があります。ブラインドも内蔵可能です。
熱貫流率:U=0.9 w/m2k
U=0.7 w/m2k(オプション)
冬は窓ガラス外側に霜が付着する程の脅威的な断熱性能に、夏は日射遮熱できる次世代型の窓です。


made in Sweden
窓やドアはスウェーデン本国仕様で、厳しい基準に従ってスウェーデン本国工場*で作製されています。受注生産と海上輸送によって納期はかかりますが、常に最新の仕様の製品をお届けしています。
用途に合わせ窓とドアの種類を選び、サイズや仕上げ等も指定できます。必要な数量を工場で輸出梱包し、日本の指定現場まで配送可能です。
* モデルによってはノルウェーなど北欧諸国の工場


木製窓の断熱・気密処理
木製窓は枠材を調整できるよう窓枠外周に約10mmのクリアランス(隙間)を確保して取り付けます。この隙間には断熱材を充填し外側は「防水透湿」、室内側は「防湿」処理が必要です。
スウェーデンの住宅工場では、分厚いゴム型の断熱気密パッキンを窓外周に圧縮して挟み込む事が可能ですが、現場など後付けの場合は逆に「膨張側」の断熱気密シーリングリストを使います。