Golv
スウェーデン北部産
北ヨーロッパに位置するスウェーデン。その中でも北極圏に近い北部で取れるパイン材は一級品です。
氷点下何十度にもなる厳しい寒さの中で育つパインは、木目がとても緻密、木肌がきれいで、狂いが少ないのが特徴です。


パイン無垢材
無垢材は自然の恵みそのものであり、厚い床材ほど重宝されてきました。何十年と使い続け、表面に傷や汚れが酷くなっても、表面を数ミリ削れば、新しいフローリングに蘇るからです。
厚い床ほど、この作業を何度もできるので、スウェーデンでは100年以上使われている無垢の床材も珍しくはありません。


驚異的な含水率8%
素材の特性を十分に生かすために、時間と手間をかけて、材の含水率を8%にまで落としています。
含水率8%というと家具用として使えるレベルです。なぜならば、無垢フローリングの良し悪しは、その材質と含水率によって決まるからです。


贅沢な断面
フローリングの工場は、良質なパインに囲まれた、スウェーデン北部にあります。幅広で分厚い贅沢な断面のフローリングが豊富に産出されます。
パネル材やログ材も作る専門メーカーです。


仕上げの色
パイン材のフローリングというと、節ありでナチュラルな木色のイメージが強いですが、スウェーデンでは、沢山の仕上げ色があるので、パイン材とわからないものも多く存在します。


表面塗装は、無塗装の他に、透明色のナチュラル、木目が見える薄いホワイト色、ブラウン、グレー&ブラック色などが選べます。
床の色でインテリアの印象は驚くほど変わります。


塗装の種類
塗装は、素材そのものの質感が感じられるオイル仕上げと、表面に傷が付きにくく、手入れが簡単で少ないラッカー仕上げとがあります。
オイル仕上げは、定期的な塗布で最高の状態を保てます。ラッカー仕上げは耐摩耗や耐水に強い表面となります。


ハードワックスオイル
ハードワックスオイルとは、オイルのような質感を残しつつ、ラッカーに近い強さと耐久性を合わせもった仕上げです。
無垢材の質感を最大限に生かしつつ、手入れもしやすい仕上げなので人気のある塗装です。



表面の質感
パイン無垢材のフローリングは、使い始めの表面は平坦ですが、何十年も使い続けると、木目間の柔らかい部分が痩せてきます。これも味わいの一つで、付加価値となります。
この味わいを、新品のフローリングで再現したのがアンティーク仕上げです。表面のやわらかい部分を砂で削り取って何十年も使い続けたような凹凸表面となっています。


その個性的な見た目と質感から、クラシック調を取り入れたモダンなインテリアなど、独創的な空間がスウェーデンで展開されています。
このようにパイン材は、私たちの想像を超えた可能性を秘めたフローリングなのです。


硬木の無垢材
パインと同じく含水率8%の欧州産アッシュとオークの無垢フローリングです。落ち着いた独特の木目が特徴で、パインより硬くて重い素材です。傷が付きにくく抜群の耐久性を誇ります。
厚さは20mm、幅が140mm/160mmの幅広で分厚い断面です。同じ厚みでパイン無垢材は、9kg/m2。アッシュ&オーク無垢材は、14.5kg/m2と約1.6倍の重さです。


表面の塗装や仕上げはパイン材と同様ですが、より節を抑えたプレミアムシリーズも展開しています。
住宅では、1階床にオークやアッシュ材、2階床はパイン材というのがよく見られる使い分けです。
オーク材(左)・アッシュ材(右)




三層構造の無垢材
間材と下材は白樺製合板などで、それぞれ木目方向を直角に重ねています。こうして「木材の動き」を最大限に抑えたフローリングです。
表面の樹種は4mmから6mm厚で、床材の厚みは14mmから20mm程度です。


幅広の一枚板
フローリングの価値は、一枚の板幅で決まる・・・と言われます。幅広の一枚板は、豪華であり、木の特性(表面の木目)が出るからです。
無垢材では難しい樹種や板幅も、三層構造であれば可能となります。何度も表面を削る事はできませんが、表面材の多様性と床材としての正確さ(動きの少なさ)と現代版の無垢材フローリングです。


幅(一枚板):205 / 207mm
厚さ:14 / 22 mm
三層構造のフローリングでは継ぎ目が「くさび」型もあります。斜めに入れ込むだけで床材が一体化されます。フロアー釘やビスも不要です。床材の取り外しも簡単なので主流な継ぎ目です。


森の恵みを住空間へ
無垢材を使ったフローリングが、素足で歩けば心地よく、部屋中に木の香りが充満するのは、森の恵みをそのまま住空間へ届けているからです。
森で育った木を削り、形を整えて、十分に乾燥させます。木表面の特性が、そのまま床の表情となり、塗装・仕上げがなされた自然の恵みなのです。




