次世代への住宅哲学

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KalsonHus #3

カールソンヒュース #3

次世代を見据えた住宅哲学

 
KarlsonHusは、常に次世代を見据えた住宅づくりに取り組んでいます。なぜなら、住宅は世代・時代を超えて受け継がれていくものだからです。その具体的な取り組みはというと、
 
・ 資源を有効利用すること
・ 消費エネルギーを抑えること
・ 長く使い続けられること
・ 資産価値を生み出すこと
 
ということです。KarlsonHusが、お届けする住宅は、あなたを中心として地域とつながり、社会とつながり、環境とつながり、そして将来とつながっていきます。住宅をどのような物で作り、使っていくのか?住宅がどのような意味をもつのか、どのような影響を及ぼすのか・・・を真剣に考え、実行しています。

次世代を見据えた住宅哲学

 
「木」は再生資源であるから

 
国土の大半を森林が占めるスウェーデンでは、古くから木工技術が発展し、その伝統が引き継がれています。
 
スウェーデンの木造住宅は、その構成部材のほとんどが「木」であり、伝統木工技術がふんだんに注ぎ込まれています。木造住宅でありながら、実に耐用年数が100年以上にもなります。

住宅の構造木材をはじめ、木製の窓、ドア、階段、造作材、フローリング、外装材、バルコニー、キッチン・・・と、木は加工性に優れ様々な建材へと変身します。
 
上手に使ってあげれば、木は長く使っていける材料である事は、何百年も立派に建ち続ける寺社建築をもつ日本にとっても十分に理解できる事でしょう。
 
そして何よりも、木は再生可能な資源です。KarlsonHusが木にこだわり続けるのは、環境に対する哲学でもあるのです。

 
再生可能な資源である木を使う
 
木にこだわり続けるのは環境に対する哲学

省エネと断熱性能

 
氷点下が続くような厳しい寒さが続くスウェーデンでは、住宅の室内を、20℃~22℃と快適な温度に維持するには、莫大な暖房のエネルギーを必要とします。
 
この事を他の国よりも痛感していたスウェーデンは、1970年代前半オイルショック以後、住宅の消費エネルギーを抑えるために、断熱性能を格段に向上させ、1970年代後半には世界トップレベルの断熱・気密住宅を確立しました。

外壁の断熱材(ロックウール)の厚みが24cm、木製3層ガラス窓の熱貫流率が、1.0 w/m2k ・・・といった断熱性能は、日本の一般的な住宅の2倍以上に匹敵します。単純に計算すると2倍以上の省エネ性能と言えます。

すでにスウェーデンでは、外壁の断熱材の厚みが30cm、40cm、窓の熱貫流率が、0.7 w/m2k ・・・といった住宅が開発されています。超高断熱による超省エネ住宅です。その最先端はというと、

「-16℃の外気温においても、暖房設備なしで、
住宅の室内の温度を20℃程度に保てる・・・」

といった驚異的な住宅さえ現実化されています。

厳しい寒さが続くスウェーデン
 
寒い冬でも快適な温度の室内

「100年」以上の耐久性

 
耐用年数が、100年以上のスウェーデン住宅に使われる建材は、耐用年数が、30年程度の日本住宅に使われる建材とは違います。品質、性能、そして価格も違います。「それなり」の材と技術を使っているため、価格も「それなり」に高いわけです。

どうして安い建材を使わないのかというと、恐らくスウェーデン人は、結局は自分をはじめ、社会が損をする事を感じ取っているからかもしれません。

合理的な思考をもつスウェーデン人は、住宅の価格を現時点だけでなく、耐久性といった将来の時間軸までも考えて、その価値を評価します。耐用年数が長いほど住宅価値は高いという事です。

同時に、住宅の環境への負荷も少なくなります。使用する資源の頻度・量が少なくなるからです。スウェーデン人は、そのような住宅が、自分をはじめ、社会に対しても、大きな恩恵(利益)をもたらす事を知っている・・・と言えるでしょう。

耐用年数が100年以上のスウェーデン住宅
 
耐用年数が長いほど住宅価値は高い

親から子へ 人から人へ

 
スウェーデンで住宅は、親から子へ、人から人へと、受け継がれていく「資産」です。住宅をつくるという行為は、住まう場所を確保すると同時に、資産を形成するという事でもあります。

快適な住環境、優れた耐久性、時代を超えたデザイン、ライフサイクルの変更に対応できるプランニング・・・このような要素は住宅の価値を高め、住宅を資産化していきます。

価値ある住宅を建てるという事は、資産を持つ事でもあります。住まいながら、これら要素を高めて行けば、資産価値は高まり、住まう場所もより魅力的なものへとなります。
 
このような住宅が、親からへ、人から人へと受け渡されていくことは、その価値や資産も受け渡され、同時に地球の資源も、世代を超えて受け渡される事となります。

住宅が社会資産としての役割を担い、次代を超えて豊かな住文化を育む・・・まさにこれが、住宅先進国スウェーデンの姿です。

住宅が社会資産としての役割を担うスウェーデン
 
次代を超えて豊かな住文化を育むスウェーデン