Kök
魅せるキッチン
スウェーデンのキッチンは、ダイニングやリビングとの「距離」が近く、料理する空間でありながら、コミュニケーションの場所でもあり、インテリアの一部であります。人を魅了する見せるキッチンです。
調理をする時間は、まるでライブキッチンのような一体感を持ちながら、普段は上品な家具かのように静かに佇む姿は、私たちの想像を遥かに超えた存在です。それがスウェーデンの住宅文化であり伝統的な位置付けなのです。
キッチンの設計は、インテリアに合わせて、必要なキャビネットの種類と大きさとを組み合わせて配置します。扉のデザインと仕上げを選んで、ハンドルや水栓金具、シンク・天板・照明などを決めるので、オリジナルで個性的なキッチンが実現します。
Öppna kök
まるで上質な家具
キッチンのキャビネットは、それぞれ上質な家具のようです。それらを組み合わせて、造作材を使って統一させることで、一つの「キッチン」を構築するのがスウェーデン・スタイルです。
必要な機能を備えたキャビネットが、クラシックなデザインからモダンまでと豊富に揃っているため、どのデザインを選んでも、使いやすさを兼ね備えた現代のキッチンとしてお使い頂けます。
Real Classic
「リアル・クラシック」とは、スウェーデンの伝統を受け継ぐクラシックなデザインのスタイルです。細部までの造作にこだわり、本物の素材を組み合わせた、1700年代の古き良き時代を醸し出します。
個性的な取手や水栓金具と、スウェーデンの独創的な仕上げ色によるキッチンは、昔のデザインを生かした空間やリノベーションに最適です。
扉：Broby（ブロービー）
22mm厚の框扉。1900年代の雰囲気を再現したデザイン。アッシュ材仕上げのハンドペイント。
扉：Broby（ブロービー）・色：Dunvit（白）＆Storm（薄灰）
扉：Broby（ブロービー）・色：Skog（淡緑）
扉：Karleby（カーレビー）・色：Mandel（淡灰）
扉：Sundby（スンドビー）・色：Rökgrå（薄灰）
Modern Classic
「モダン・クラシック」とは、クラシックなインテリアにおいてモダンデザインのキッチンを取り入れるスタイルです。伝統的な型に合わせつつ、自由度を増したキッチンです。
ウォールキャビネット使わず開放的な棚にしたり、引戸や平坦な扉デザインなどモダンなディテールを多用しています。
扉：Banér（バネール）
22mm厚の平坦扉。扉縁が切込で180度開く可視蝶番。1940から60年代に使われていた扉デザイン。
扉：Banér（バネール）・色：Klippa（薄灰）
扉：Ekeby（エーケビー）・色：Mossa（深緑）
扉：Vikby（ビークビー）・色：Ren vit（白）
扉：Steneby（ステーネビー）・色：Mistral（薄緑）
Contemporary
「コンテンポラリー」とは、これまでにない新しい現代のスタイルです。シンプルに素材を活かして、キッチンとしての機能を持ちながら、インテリアに溶け込んだデザインとなります。
取手を無くしたり扉の境界を狭くしたりとキッチンの常識を逸脱した他に類を見ない、北欧モダン家具のようなシリーズ展開です。
扉：Ramel（ラーメル）
22mm厚の框扉で狭枠のデザイン。110度開く蝶番は扉内側に内蔵。ダンパー付きの最新仕様。
扉：Ramel（ラーメル）・色：Ek Amber（オーク）
扉：Brahe（ブラーへ）・色：Svart（黒）
扉：Brahe（ブラーへ）・色：Ek&Ask（オーク＆アッシュ）
扉：Ramel（ラーメル）・色：Ax（淡白）
扉のデザイン
スタイルに合わせて扉デザインを選びます。現代のモダンなキッチンでは、扉がキャビネット表面に重なる構造ですが、伝統的な扉では、キャビネットの内部に納まる構造です。
これがクラシックの基本で、この造りには熟練の技を必要とします。扉端に切込のあるデザインは、ちょうどその中間で、クラシックのデザインとなります。
キッチンデザイナー
キッチンは、種類が豊富で複雑ですが、スタイルを選んで樹種や塗装、希望の取手・天板・水栓金具・シンク・ガラス等を指定すれば、スウェーデン本国でキッチン専門デザイナーが、それらを最高の状態にまとめ上げてくれます。
平面図と立面図、パースを描いて、細部をリスト化します。そのデータが専用工場で共有され、各部材を設計図通りに作製、全てが梱包されて日本へ届きます。スタイリッシュなレンジフードもあります。
このキッチンで選ばれた天板・水栓金具・ガラス・シンクのデザイン。オーク材製の引出＆曲線ガラスのレンジフード。
扉デザイン：Björkö ・色：Ren vit（白）
