Fönster byte
外側木部の劣化
日本で建築されたスウェーデン住宅(スウェーデンハウス)等に使われている木製窓は、現代主流の外側アルミ被覆の木製窓ではありません。室内側は大丈夫でも外側は長年の日射紫外線や雨風による劣化が酷く、特にガラス面下部は、木が朽ちて放置すると重い3層ガラスユニットが落下してしまいます・・・。
すぐにこの症状になるわけでなく、定期的に再塗装していた窓、北側の窓、大きな庇の下にある窓は、木が痩せてはくるものの、まだ使える状態です。しかしながら、塗装による保護以外に延命の効果的な対策はありません。
スウェーデン製の木製窓は、窓扉と窓枠で構成されており、交換する場合は、窓枠ごと室内側へ(または外側へ)外れる仕組みとなっています。まずは窓扉を外します。続いて窓枠の側面にある「取付調整ボルト」の取付スクリューを緩め抜き取れば、窓枠を外すことができます。
取付スクリューの数は、通常サイズで窓は左右2個づつ、テラスドアは左右4個づつ、横長の窓やドアでは、上下にもあります。化粧キャップを外すと「取付調整ボルト」が見えます。分離型と一体型と2種類あって、取付スクリューと取付調整ボルト一体型(後付できる取付調整ボルト)の場合、スウェーデンの専用工具が必要です。分離型タイプは、六角レンチ(10mm)とトルクスビット(T30)を使います。
交換する新しい窓は、外側アルミ被覆の木製窓で、後継モデルの新型を手配できます。窓枠の外寸法を同じにすれば、窓の種類も変えられます。例えばトップターン(回転)窓から、ブラインド内蔵のドレーキップ窓(内開き&内倒し)へ交換すると、冬場の断熱性能だけでなく、夏場の日射熱対策にも効果的です。
外側アルミの木製窓へ
Yamanashi
中古住宅のスウェーデンハウスを購入し長年住んでいたが、木製窓の外側が朽ちて3層ガラスユニットが落下しそうな状態。窓はトップターン(回転)だがメーカーは不明。金具にも不具合があるため、外側アルミ被覆で新型のトップターン木製窓へ交換。
窓の室内側は側板と額縁を外し、外側は水切り材を外して古い窓を撤去。窓周囲の隙間(約10mm)は膨張型の断熱気密シーリング材で防水と断熱・気密を確保。後から新しい水切り材、側板と額縁を付け外側アルミの木製窓へ交換完了。
木製のドレーキップ窓へ
Saitama
長年住み続けたスウェーデンの住宅「Royalfort Sweden」(ロイヤルフォート・スウェーデン)のリノベーション。木製窓の外側下部分が、住み手が頻繁に塗装で木部を保護していたものの、家の南西面でかなり傷んでいたので新型へ交換。
外開きの木製窓で、内側にロールスクリーン型網戸の組み合わせであったが、新型の木製窓では外側がアルミ被覆でドレーキップ(内倒し&内開き)窓。アルミ枠の専用網戸を外側に装着すれば、内倒しによる自然換気も安心で虫や蚊をシャトアウト。外側アルミなのでメンテフリーです。
2+1=3層ガラスでブラインドが内蔵。ブラインドを下ろせば、遮光・遮熱も可能で、カーテンが不要、目隠しとしても大活躍です。
まずは、新型の木製窓の窓扉を取り外して、窓枠だけを開口へ取り付ける。窓枠には「取付調整ボルト」(Karmhylsa)が装着されているので、それを使って窓枠の鉛直・水平を調整し専用スクリューで窓枠を固定。
躯体構造と窓周囲の隙間(約10mm)には、「膨張側の断熱気密リスト」を取り付け、防水・断熱・気密性を確保する。室内側は周囲に側板を取り付け(今回はタイル仕上げなので下地板)、外側は、既存の側板材と水切り材に対して防水コーキング処理を施す。
ドレーキップ窓では、付属のアルミ枠の専用網戸を外付けできるので、外側アルミ部分で、枠と扉の間に装着。網戸は取り外し可能です。
ブラインド内蔵のドレーキップ窓:
外側アルミ2+1=3層ガラス木製窓